飲食業界で働いている人には、その仕事特有の悩みがあります。社会人アット5の飲み会でも、そのような共通の話題や共通の悩み話で盛り上がることもあります。
実際にキッチンスタッフとして働いている人は、どのような悩みを感じながら日々の仕事に尽力を注いでいるのでしょうか。
キッチンスタッフ歴10年から経験した私の悩み
キッチンスタッフを10年していた私の体験からになります。
よくある悩みといえば、腰痛、腱鞘炎でした。
立ち仕事でひたすら前かがみで手作業。重たい鍋や野菜の箱を扱うことも多く、作業台の高さが合わないことも。年配になればなるほどその割合は増えますが、30代でも多かったです。
さらによくある悩みは、給料の安さでしょうか。
長年いるからといって、給料が上がりにくい。役職につけば別でしたが。お店によって違うのかもしれませんが、私のいたお店は、ボーナスや有休、退職金はなかったです。
特にパートさんは、何年働いてもほぼ変わらないです。仕事に慣れて仕事量が増えても、給料が上がらないのは複雑ですね…。
幸い、サービス残業はありませんでしたが、細かい買い物を頼まれるのは厄介でした。
代金は領収書ですが、交通費が出るわけでもなく、仕事時間に入るわけでもなかったので、できるだけまとめて行ったり、自分の用事のついでに行くようにしていました。これだって何度も行けばガソリン代だって馬鹿にできません。
給料に関係しているのか、メンバーの入れ替わりというか、辞めていく人も多いです。
調理の方は、安心して任せられるようになるのに1年くらいはかかるのですが、その前に辞めていってしまう人も多いのは悩みでした。
あと、私はイタリアンの飲食店で働いていたのですが、味見による塩分&油分は相当だったと思います。稼ぎ時のお盆、正月、ゴールデンウィークなどは、休みが取れないのもあって、胃腸を痛めがちでした。
おまけに、空気中を油が飛んでいるので、顔や髪が油っこくなる&制服がとても油臭い!制服は必ず別のタンスに入れていました。土日が休めないのは当たり前でしたが、家族と休みが合わない場合はこれも悩みになるかもしれません。
以上、私の体験からの悩みでした。