飲食店、といえば、ただ飲食のこと・・・お料理や飲み物の提供を徹底すればよいかというと、そうではないことは、実際にお仕事をされている方が一番よく分かっているのではないかと思います。
ホール系などに出ると接客が大きなウエイトを占めていたり、キッチン系では逆に人と話す余裕も無く、料理提供に時間を忙殺されたりします。
飲食店は深めれば深めるほど終わりがない世界です。
一歩お店を出ると、職場以外の場で何か勉強したり、身につけたりするのは、自分から機会をつくらないとなかなか難しいという現状があります。
そこでうまく活用したいのが、職場以外でも人と出会う場所に出向くということです。
仕事の場としてだけでなく、人と出会い、話をする。
それだけで、顧客の立場の話を聞けたり、いろいろなことを体験をすることができます。
自分のお店に仕事関連の話で足を運んでいる方が、どんなことを考えているのだろうか。
そのときにどんな料理が出て、どんな飲み物が準備されていて、どんなサービス、どんな対応だと嬉しいと感じるのだろうか。
今まで想像で「こうだろう」と思って仕事をしていたところが、「自分だったら嬉しいと感じた」ことをそのまま実行し、形にする、というスタイルで仕事に繋げることができます。
お話をする中で「実はビジネスマンはこういうことを食事の場で望んでいる」というアドバイスをいただけるかもしれません。もちろん、その場で出会う方との繋がりも大切です。その中で今まで思いもかけなかったところに気付くこともあります。
例えば撮影関係の方との話で、「店内やディスプレイの照明の当て方ひとつで、雰囲気が全く変わることもある」という話。
音楽関連の方と出会い、店内のBGMに関して、今までCDを流していたところが、また違う方法を教えていただける。デザインの仕事している方から、お店のロゴをつくり、ロゴ入りで親しみやすく、印象に残りやすいショップカードをつくることの提案。
またお店をしていると、食材の仕入れ業者や税理士といった方は、かなり直接的な関係が仕事上必要となります。
飲み会イベントや異業種交流会(社会人アット5)で良い方とお会いしたり、また紹介していただいたりすることもあるかもしれません。こちらは例ですので、実際に飲み会イベントに参加すると、また多くの良い出会いがあるでしょう。
お会いして仲良くなれば「是非、私のお店にも食事に来てください」と言って、相手を自分のお店へお誘いすることもできます。
また、自分のお店の特徴や強みを把握しておき、会話の中でスムーズに伝えると、受け手(誘われ側)のイメージが変わって来ます。
例えば自分のお店の近くに職場があるという方に対して、「気軽に、でも集中して話せるお店がいいというときには良ければどうぞ。比較的安いメニューもありますし、個室の席もありますので」と伝える。印象も良く、また実際にそういう状況になったときに利用しやすくなります。
飲み会イベントや異業種交流会だけでなく、同業種交流会に参加することも大きな意味があります。
同じ業界の人と出会い、話をするだけでも大きな刺激となります。
今すぐ自店にも取り入れられるアイデアに気付けるかもしれません。
あの食材の業者さんのこの商品がいい、実はこういう業者さんがあってこんないい食材を扱っている、という同業者目線での情報を聞くこともできます。
この店に食事に行って勉強になった、というお話も、きっと同業種の方ならあることでしょう。
飲食店は日々の仕事がハードな分、自分の仕事だけで精一杯になり、自己満足のような状況に陥ってしまうこともあります。改善点が見当たらずますます仕事をハードなものにし・・・と悪循環のような状況にもなってしまいがちです。
目の前の仕事を頑張ることももちろん大切なのですが、それ以外に視野を広げる場として、社会人アット5を活用して頂ければと思います。
ウエイター・ウエイトレスが社会人アット5の飲み会イベント・異業種交流会・同業種交流会に参加するメリットまとめ
- 一般のお客さんが望んでいることを知ることができる
- その場で感じたこと、気付いたことを自店で活かすことができる。
- 飲食店に望んでいることに関して、他者の目線からの話が聞ける。
- 自分では気付けなかった目線で改善点のアドバイスをもらえる。
- 直接的に仕事を依頼する、信頼できる人との出会いがあったりする。
- 新しい人との出会いがあることで、プライベートが充実する
- 同じ飲食業界で働く人と知り合えたり、将来的に転職を考えた時、そのきっかけができたりする。
- 良い仕事をする人の紹介がされる。
- 参加者の来店へと繋がる。
- 交流会で出会い、その後の来店へと繋がり、その上で信頼関係が築けると、リピーターや大切な場で自店を利用していただけることがある。
- 同業者との話を聞くと、刺激となり、やる気・その後のモチベーションアップになる。
- 同業者ならではの情報を知ることができる。
- 自分のこと、自分のお店だけしか見えない状況から、広い視野やたくさんの点から自分のお店を見つめ直すことができる。