「日本の経済界は、アベノミクス効果でようやくデフレの長いトンネルを抜けつつある」というのが、最近の新聞をはじめとしたマスコミ報道の論調です。しかし、その恩恵を受けられるのはごく一部の業界や大企業だけで、大多数の経営者がそれを実感できるのは、まだまだ先の話といえるでしょう。
とりわけ中小企業を取り巻く状況は、人手不足、資材高騰、消費増税などをはじめマイナス材料ばかりが目立ち、経営環境はさらに悪化しているとも言えます。
このような状況下で、経営者が対外的な進出や経営拡大といった「攻め」よりも、支店など出先の統廃合や従業員の超過勤務の抑制などの「守り」に比重をシフトしようとするのは無理のないことかもしれません。しかし、このような内向的な時代にこそ異業種交流会や同業種交流会という対外的な交流の場が必要であり、経営的にプラスの効果を得られる機会でもあります。
経営者は企業の舵取り役として、経済紙やニュース、メールやネットなどから、常に最新の情報を得て経営に生かそうと努力しているのは言うまでもありません。
そこで、このような状況下こそ媒体を介した間接的な情報取得よりも、異業種交流会や同業種交流会という経営者同士や、他の職種の人と直接意見や情報を交換し合う場が必要であり、ビジネスにはとても有効です。特に「生の声」や「社会で働く人達の現場の声」が聞けるというのは、経営者にとってとてもヒントにもなり、きっかけにもなります。
異業種交流会や同業種交流会の最大のメリットは、人と人が直接話し合うことから生まれる「刺激と発見」にあります。経営者であれば業種の違いの有無に関わらず抱える経営課題や当面の問題には大差がないものです。
孤独であると言われる経営者同士や他業種の人同士が、業種の垣根を越えて飲み会イベントを通じて交流し意見を交換すれば、違った側面から経営を見直す事ができ、同業からは経営をより深めるヒントも得られるでしょう。
さらに、この機会をきっかけとして経営者が視野を外に向け、これまでの経験を一度棚卸しすることにもつながります。意見を交換する中からこれまでの企業風土、経営理念、経営方針、人材育成などを見直し、改善するきっかけともなるからです。
さらに重要なのは、飲み会イベントや異業種交流会や同業種交流会自体はそのとき限りのものかも知れませんが、そこで人脈が形成されることです。
人脈が形成された後に、ビジネスに繋がるチャンスが生まれます。経営者同志の人脈が増えるとさらに新しい人を紹介され人脈が雪だるま式に増えていくものです。異業種交流会や同業種交流会は経緯者自分を成長させる近道と言えるでしょう。
最近流行りの1人経営者(起業したての1人社長)にも、こういった場を有効活用して頂ければと思います。経営者という立場の人も、社会人アット5で有益な人脈作りの場、プライベートの充実をはかっていただければ幸いです。
経営者が社会人アット5の飲み会イベント、異業種交流会、同業種交流会でいろいろな人達と交流するメリットは?
- 内向的な状況の中での対外的な交流の場であり、経営的にプラスの効果を得られる機会である
- 媒体を介すことのない人と人との直接的な交換の中から生きた経営情報が得られる
- 経営者同志が率直に意見や情報を交換し合える場である
- 違った側面から経営を見直す事ができる(異業種交流会)
- 経営をより深めるヒントを得られる(同業種交流会)
- 直接話し合うことによる新たな刺激と発見がある
- 経営者のこれまでの経験を一度リセットし、新たな方針に踏み出すきっかけともなる
- 現在の経営を見直し、改善するきっかけとなる
- 交流会の中から人脈が形成され、経営にプラスとなる
- 経営者自身を成長させる近道である
- 交流会の中からビジネスチャンスが生まれる
- いろいろな人とフランクに知り合えることで、プライベートの充実へと繋がる
- 仕事上の付き合いだけで無く、休日を有意義に過ごせるきっかけが作れたりする